今日の日本株(2016年4月18日)

<今日の日本株>
週明け4月18日の日本株は、熊本・大分周辺の大地震や円高・原油安などが嫌気され、大幅安となりました。日経平均株価は先週末比572円08銭安の16275円95銭で終えました。今日の下落により、日経平均株価は再び25日移動平均線を明確に割り込みました。
今日のADA指数は39.4%となり、先週末の61.3%から大きく低下しました。特に先週の水~金あたりに新規買いした銘柄は、25日移動平均線を少し超えた程度のものが多かったため、本日の下落でかなりの数量を売却しました。日経平均株価が再び25日移動平均線を割り込んだこともあり、少し警戒を強める必要があると感じました。

<日経平均株価が3月高値を超えるまでは警戒必要か>
結局先週の日経平均株価の反発も、25日移動平均線は超えたものの、3月高値を超えるには至らずに再度反落してしまった状態です。やはり、日経平均株価が3月高値を超えるまでは、特に東証1部大型株については要警戒モードを続けざるを得ないように思います。
しかし、日経平均株価がこれほど大きく下がった中、マザーズ指数はプラスで引けるなど、中小型株・新興市場銘柄は強い値動きが続いています。今日のような急落の日であっても、上昇トレンドが続く個別銘柄まで売却する必要はありません。私自身も、以前から保有している中小型株・新興市場銘柄の多くは本日の下げも小さかったり、逆に上昇したものも少なくありませんでしたので、売却せず保有を続けています。
本原稿を書いている時点で、シカゴ日経平均先物は本日現物終値より300円ほど上昇しています。特に日経平均株価や東証1部銘柄の多くは明確なトレンドが生じておらず、目先の上下に振らされやすい展開になりそうです。私は本日売却した銘柄につき、少なくとも先週の高値を超えるまでは安易な買いは慎むつもりです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事