強かった銘柄の崩れが目立つー2021年9月30日の日本株

9月30日の日本株

9月30日の日本株は、前日終値を挟んで上下し、日経平均株価の終値は前日比91円63銭安の29452円66銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しています。

値上がり銘柄1594に対し値下がり銘柄2246とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は49、年初来安値更新銘柄は15でした。

ADA指数は8.7%となり、前日の21.4%からさらに低下しました。保有株の株価下落が止まらず、下降トレンドに転じたものを順次売却しています。一部新規空売りも行っています。

売るべき時に売らないと厳しい

個別銘柄を見ると、引き続き旅行関連株や、JR各社など、コロナ悪影響銘柄が強い反面、先週まで強かった成長株がほぼ軒並み崩れていますし、海運株も4日で30%安という暴落となっていて、銘柄ごとの格差が大きくなっています。

私自身は、成長株や海運株がポジションの中心でしたので、今週の資産の目減りはかなりひどいものになっていますが、先週まで利益を大きく上げられた分、その反動も大きくなるのは仕方ないと思っています。

ただ、株価が大きく上昇した銘柄は、天井を付ける可能性も高くなるので、値下がりに転じたら、売るべき時に売らないと、そこからさらなる下落により手も足も出なくなってしまいます。例えば海運株はあっという間の下落で、売るに売れずに高値で捕まってしまっている個人投資家が多いようですが、これと同じようなことが、本格的な下げ相場になればほぼ全ての銘柄で起こることになります。

私自身は、25日移動平均線割れで売るというルールを設けていますので、もちろん天井では売れませんから利益はある程度減った状態で売ることになりますが、そこから先はいくら株価が下落しても全く問題ありません。

株は買うのは比較的簡単ですが、売りはとても難しいです。客観的な売り時のルールを決めてそれを守るようにし、思わぬ損失を被らないようにしてください。

日経平均株価以上に、個別銘柄の状況は悪く、25日移動平均線割れの銘柄が続出しています。下がっている間は手を出さず、買うなら再度25日移動平均線超えを待ってからの方が安全と思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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