<今日の日本株>
4月12日(火)の日本株は上昇し、日経平均株価は前日比177円66銭高の15928円79銭で引けました。値上がり銘柄2245に対し、値下がり銘柄1130であり、指数の上昇とは裏腹に、値下がり銘柄も目立ちました。マザーズ指数は2%以上の下落となったことがそれを物語っています。
私は、昨日は買い銘柄上昇、空売り銘柄下落の非常に理想的な相場と申し上げましたが、今日は打って変わって買い銘柄下落、空売り銘柄上昇の「また裂き状態」になってしまいました。マザーズ指数が2%以上下落していますからある程度は仕方ありませんが、結構な含み益減少となりました。
今日のADA指数は21.9%(前日は6.5%)であり、大きく上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いもありますが、空売り銘柄の買い戻しが最大の要因です。
<外需大型株はここから上昇するのか?>
私がこれまで空売りをしていた銘柄は、外需系の大型株や、鉄鋼・海運等の景気敏感株が多数を占めていました。しかし、ここ数日、こうした銘柄の上昇が目立ってきました。空売りを返済しているのもこれが理由です。
とはいえ、多くの銘柄は反発こそしているものの、25日移動平均線を超えてはいません。数日から1週間程度の反発はよくあることですから、25日移動平均線を超えるまでは新規買いをするつもりはありません。今まで弱い動きだった外需大型株や景気敏感株が次々と25日移動平均線を超えてきたら、その時に新規買いするかどうか検討するつもりです。
月末に日銀金融政策決定会合が開かれることもあり、思惑重視で株価が下がりにくい動きが続きそうな感がします。よほど弱い動きを続けている銘柄以外は、空売りは手じまいを進め、上昇トレンド銘柄の新規買い及び保有を中心に行っていきたいと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。