今日の日本株(2016年4月11日)

<今日の日本株>
週明け4月11日の日本株は反落し、日経平均株価は先週末比70円39銭安の15751円13銭で終えました。個別銘柄は高安まちまちで、値上がり銘柄と値下がり銘柄はほぼ拮抗でした。
一方のマザーズ指数は本日も強い動きが続き、終値は1075.20ポイントと、2013年5月に付けたアベノミクス後の最高値1083.24ポイントに肉薄しています。本日はそーせいグループ(4565)の株価がほぼ横ばいの中での大幅上昇ですから、新興市場銘柄に本格的に資金が流入している表れといえます。
今日のADA指数は6.5%(先週末は△4.0%)と、プラスに転じました。上昇トレンド転換銘柄の新規買い、および空売りの買戻しを進めたことによるものです。

<完全なる二極化相場>
先日より、私はロングショート戦略を取っていますが、今日はこの戦略が見事にはまった1日となりました。つまり、買い持ち銘柄が上がり、売り持ち銘柄が下がるという理想的な動きで、含み益はかなり増加しました。
今日の年初来高値銘柄が82もある一方、年初来安値銘柄も113あります。一言でいえば、上昇トレンドが継続している強い銘柄はより強く、下降トレンドが継続している弱い銘柄はより弱い、という典型的な二極化相場の流れです。
ロングショート戦略は、上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りするものですから、今日のような二極化相場の流れが続くようであれば願ったりです。
なお、空売りをせずとも、上昇トレンドが続く強い銘柄に投資さえしていれば、十分利益が得られるのが今の日本株です。今のところは、「強い銘柄につけ」という戦略に変わりありません。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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