<今日の日本株>
3月30日の日本株は大幅続落、日経平均株価の終値は前日比225円47銭安の16878円96銭で引けました。
今日のADA指数は64.0%で、前日の61.8%から少し上昇しました。空売り銘柄の上昇により買戻しを行ったことなどによるものです。
<下降トレンド転換寸前の日経平均、絶好調のマザーズ指数>
日経平均株価の大幅下落をよそに、マザーズ指数は今日も値上がりしました。日経平均株価下落にもかかわらずADA指数が上昇した理由もここにあります。
日経平均株価を見る限り、ここからさらに下落しそうな感じですが、マザーズ指数を見れば絶好調この上ない値動きになっていることが分かります。
実際、マザーズ指数に連動しやすい私のポートフォリオも好調で、本日も保有株の含み益は増加しました。
一言でいえば「大型株は弱く、新興・中小型株は強い」状態が続いています。個人投資家の多くは中小型株が好きですから、個人投資家にとって利益を得やすい有利な相場環境だと思います。
<稼げる時にできるだけ稼いでおくのが投資の鉄則>
今の相場は、私の手法や保有銘柄がマッチしていて、まさに「私の手の中にある」状態です。投資スタイルは人それぞれで、そのスタイルとマーケットの動きがフィットするときと、そうでないときがあります。
私の手法は日経平均株価だけ先物主導でスルスルと上がってしまう相場には弱いです。いつそのような自分に苦手な相場に変わってしまうか分かりませんから、自分の得意な相場環境にある間に、できるだけ利を伸ばしておきたいと思っています。
アベノミクス相場初期のときもそうでしたが、資産を何倍にも増やすチャンスならばとことん増やしておくべきです(足元の相場は資産を何倍にも増やせるとは思いませんが、利益を得やすい相場であることは確かです)。10%、20%の利益で満足するのではなく、例えば株価トレンド分析を使って、上昇トレンドが続く限り保有を続けてできるだけ利を伸ばすのです。増やすべき時に増やすことができていれば、その後大きな暴落が来たとしても十分に凌ぐことができます。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。