<今日の日本株>
2月8日の日本株は、日経平均株価が先週末比184円71銭高の17004円30銭と反発しました。一時16552円30銭まで売られる場面がありましたが、そこから切り返して17099円01銭まで上昇しました。
本日のADA指数は△4.7%と、マイナス圏ではあるものの先週末の△8.4%から少し上昇しました。今日は空売り銘柄で動きが強かったものを外したり、上昇トレンドにある銘柄を少し買ったりしたためです。戦略を変更したわけではなく、銘柄入れ替えの範疇です。弱気であることには変わりません。
<今日の安値が二番底になり得るのか?>
安値から高値までは500円以上の上昇幅で、16552円30銭が1月21日安値に対する二番底となる可能性もないことはありません。しかし、23時20分現在シカゴ日経平均先物は16580円まで下がっていますし、今日の反発は先週4日続落で1000円以上下落した単なる反動と見ておく方がよいでしょう。
今日の反発をもってしても、日経平均株価は25日移動平均線の下にあり、25日移動平均線自体も下向きです。少なくとも、2月1日の戻り高値17905円37銭を抜けないと反発局面とは判定できないですし、ここを超えてから買い出動しても全く遅くないと思います。
決算発表を受け、上昇トレンドに転じる個別銘柄もありますが、買うなら無理のない範囲にとどめた方が良いと思います。もし日経平均株価が1月21日の安値を下回るようなことがあれば、業績が良かろうが何でも大きく値下がりすることになりかねないからです。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。