5月19日の日本株

5月19日の日本株は、寄り付き下げて始まり、その後も軟調な展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比255円09銭安の37498円63銭でした。
TOPIXは小幅安、東証グロース市場250指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2137に対し値下がり銘柄1903とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は62、年初来安値更新銘柄は6でした。

ADA指数は35.1％となり、先週末の36.1％から少し低下しました。保有株の一部を売却したことによるもので、全体的な戦略は変更ありません。

グロース指数が強い

個別銘柄をみると、本日も25日移動平均線超え銘柄が減少しており、全体の70％ほどまで下がっています。先週のピーク時は85％超えでしたから、弱い銘柄はすでに頭打ちから下落に転じているといえます。騰落レシオも146.2％と極めて高水準ですので、安易な新規買いは慎重になるべきです。

日経平均株価は調整含みの展開となっていますが、東証グロース市場250指数は非常に強く、押し目をほとんど作らない状況です。

ここまで4年半ほど、東証グロース市場250指数は調整局面にありましたが、いよいよ底打ちから反転上昇となる兆しが見えているように感じます。成長株の個別銘柄も、底打ちの形になりつつある銘柄が増えてきていますので、注目に値するといえましょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。