1月9日の日本株
1月9日の日本株は、寄り付き後から売り物に押され、終日軟調な動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比375円97銭安の39605円09銭でした。
TOPIXも大幅下落となりましたが、東証グロース市場250指数は小幅安にとどまりました。
値上がり銘柄1076に対し値下がり銘柄2978と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は13、昨年来安値更新銘柄は29でした。
ADA指数は47.0%となり、前日の58.1%から低下しました。株価下落により移動平均線割れとなった銘柄などを売却したことによります。
プライム銘柄の弱さが目立つ
個別銘柄をみると、とにかくプライム銘柄の弱さが目立ちます。昨年末時点で25日移動平均線超えのものが1132ありましたが、1月9日時点では572にまで激減しています。逆に25日移動平均線割れ銘柄は505から1066まで増加しています。
一方、スタンダード銘柄は年始からそれほど下がっておらず、グロース銘柄に至っては25日移動平均線を新たに超える銘柄が年明け以降増加しています。
個人的には、まだ25日移動平均線をキープしている日経平均株価は全く実態を表していないと感じていて、特に昨年まで強かったプライム銘柄が次々と株価下落をしている点に危機感を感じています。
グロース銘柄は企業規模が小さいため、少額の資金が流入するだけで株価が上昇します。日本株トータルで見ると、プライム銘柄の軟調な動きから、全体的には資金流出が生じていて、そのうちの一部がここ数年上昇せず割安度が高まっているグロース銘柄に資金シフトした、というように感じています。
正直、現状のマーケットで積極的に動いても利益につながらない状況ですので、上昇トレンド銘柄は保有し、下降トレンドに転じたら売却する、新規にポジションを膨らませることはできるだけ控える、という形で余計な損失をつくらないことが優先と思います。
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