売られていた銘柄が反発ー2024年11月28日の日本株

11月28日の日本株

11月28日の日本株は、寄り付き大きく下げて始まったもののすぐに切り返してプラス引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比214円09銭高の38349円06銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数は小幅な上昇にとどまりました。

値上がり銘柄2441に対し値下がり銘柄1504と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は13、年初来安値更新銘柄は30でした。

ADA指数は24.5%となり、前日の24.3%からほぼ変わらずでした。多少の新規買いおよび保有株売却がありましたが、トータルのポジションはほぼ横ばいとなっています。

円安方向に向かえば株高も期待か

個別銘柄をみると、東証グロース市場250指数がほとんど上昇しなかったことからもわかる通り、ここ最近強かった小型成長株や内需系銘柄が全般的に弱く、自動車株や半導体株など、直近で売られていた銘柄群が反発したという印象です。

本日の時点では、売られすぎからの小反発という評価しかできず、ここから本格的な反発につながるかを注視したいところです。
本日は円安方向に振れましたが、昨日までは円高が進行していて、この為替レートの行方も、日本株の先行きに大きな影響を与えるため注目すべきです。

もし円安方向に向かえば日経平均株価や輸出関連の大型株が買われやすく、円高方向に向かえば東証グロース市場250指数や内需関連や小型成長株が買われやすくなると思われます。本日の動きだけでは何とも判断しがたいので、どちらかの方向に明確なトレンドが生じるかどうかを見極めていきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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