11月25日の日本株

11月25日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まり、一時日経平均株価は39000円を突破したものの、その後は伸び悩みとなりました。日経平均株価の終値は先週末比496円29銭高の38780円14銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2161に対し値下がり銘柄1817とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は55、年初来安値更新銘柄は10でした。

ADA指数は34.8％となり、先週末の32.6％から少し上昇しました。新規買いやヘッジ空売りの買戻しなどを行いましたが、あまり積極的には動いていません。

全面高には程遠い展開

個別銘柄をみると、りそなホールディングス（8308）、バリューHR（6078）、サンリオ（8136）などが高値更新となる一方、値下がり銘柄も多く、日経平均株価が500円上昇したとは思えないような弱さを感じます。少なくとも、全面高には程遠い展開です。

おそらく外国人投資家の積極的な買いが入っていないのだと思われますが、今のところは変化の兆候はあまりなく、強い株と弱い株が二極化していて、その状況が続いている（つまり強い株はずっと上昇トレンドだが、弱い株は下降トレンドが続く）という状況です。

変化の兆候を待ちつつ、引き続き上昇トレンド銘柄のみを保有し、かつポジションは膨らませすぎないようにするのが良いと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。