11月13日の日本株

11月13日の日本株は、寄り付き直後から下落し、後場は一段安となりました。日経平均株価の終値は前日比654円43銭安の38721円66銭と25日移動平均線を割り込みました。
TOPIXも大きく下落、東証グロース市場250指数も下落しましたが下落率は小幅でした。

値上がり銘柄1568に対し値下がり銘柄2477と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は40、年初来安値更新銘柄は27でした。

ADA指数は31.1％となり、前日の44.6％から低下しました。株価下落に伴い移動平均線割れの保有株を売却したことなどによります。

そこまで悲壮感はないか

個別銘柄をみると、バリューHR（6078）など、高値更新となるものもちらほらある一方で、好決算で寄り付き高く始まったものの、全般的な売りの流れに押され、大陰線で引けているような、後味の悪い引け方をしているものも目立ちます。

ただ、値上がり銘柄も全体の4割近くあることから、全面安とはなっておらず、業種、銘柄により強いものと弱いものに二分されているような印象です。

日経平均株価は9月ごろから横ばいの動きが続いていますが、強い銘柄であれば、日経平均株価が横ばいで推移すれば上値追いの展開が十分期待されます。
日経平均株価がこの先大きく下がることになれば別ですが、横ばい程度であれば上昇トレンドの個別銘柄を保有して利益を狙いに行く形でよいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。