10月24日の日本株
10月24日の日本株は、寄り付き安く始まった後は急速に上げに転じるものの上値も重く、日経平均株価の終値は前日比38円43銭高の38143円29銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数は下落しました。
値上がり銘柄1410に対し値下がり銘柄2550と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は10、年初来安値更新銘柄は43でした。
ADA指数はマイナス1.7%となり、前日のプラス2.8%から低下してマイナス圏となりました。保有株が軒並み下落し、売却を進めたことによるものです。それほど多くはないですが空売りも行っています。
今回は「選挙は買い」のアノマリーが通用しないか
個別銘柄をみると、日経平均株価が小幅上昇したにもかかわらず、年初来安値更新銘柄が前日より増加しており、25日移動平均線を割り込んだ銘柄も増加、日本株の実態は完全に下げ相場です。
24日も、なんとか日経平均株価だけは上げてやろう、という強い意思を感じる動きでしたが、やはり日経平均株価採用銘柄以外の銘柄には資金が入っていないようで、値下がりする銘柄の方が多かったです。
過去17回連続で、衆議院解散から総選挙までの間は日経平均株価が上昇しているという強いアノマリーがありますが、25日に日経平均株価が800円ほど上昇しないとこのアノマリーは今回は成立しなかったことになります。
アノマリーが機能しないということはかなり株価は弱いと考えるべきで、総選挙後の株価は大きく動くことが多いことから、下方向に向かわないかどうか警戒をしておく必要がありそうです。その場合は守り優先でしばらく過ごすことになるでしょう。
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