8月20日の日本株

8月20日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まり、その後も上値を伸ばす展開となりました。日経平均株価の終値は前日比674円30銭高の38062円92銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数は3％を超す大幅上昇となりました。

値上がり銘柄3491に対して値下がり銘柄619と全面高の展開、年初来高値更新銘柄は49、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は18.2％となり、前日の11.5％から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや、ヘッジ空売りの買戻しを行ったことなどによるものです。

上に行くか、下押すか

個別銘柄をみると、ヒビノ（2469）、ZOZO（3092）など高値更新となる銘柄も散見されています。また、全体で見ても25日移動平均線を超えている銘柄が大きく増加し、全体の4割弱に達しています。

日経平均株価も25日移動平均線近辺の攻防となっていますが、正直この水準だと、上下どちらに向かうか分からず、積極的に動きにくい状況です。
もしここから明確に25日移動平均線を上抜ければそこは順張りでの買いとなるでしょうし、下押して二番底形成となれば、底値を確認したところで逆張り気味での買いとなるでしょう。

いずれにせよ、今の株価水準では積極的に動けませんので、ここからどちらに動くかに注目しておきたいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。