日経平均株価も個別株も急落ー2024年8月1日の日本株

8月1日の日本株

8月1日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まったあとも下げ幅をさらに広げ、一時日経平均株価は1300円超の値下がりとなりました。終値も、前日比975円49銭安の38126円33銭と大幅安で終えました。
TOPIX、東証グロース市場250指数も3%を超える急落となっています。

値上がり銘柄425に対して値下がり銘柄3789と、値上がり銘柄がわずか1割しかない全面安となりました。年初来高値更新銘柄は40、年初来安値更新銘柄は124でした。

ADA指数はマイナス7.4%となり、前日の12.6%から大きく低下し再びマイナス圏となりました。保有株の多くが値下がりして移動平均線割れとなったため、それらを売却したことによるものです。

幅広い銘柄が大きく売られる

個別銘柄をみると、りそなホールディングス(8308)など高値更新となる銘柄もありますが、それは稀で、年初来安値更新銘柄も100を超え、25日移動平均線を新たに割り込んだ銘柄も大量に発生しています。

不動産株の大きな下落が目立ちましたが、それ以外の銘柄も、多くの銘柄が大陰線を引いていて、日本株が幅広く売られたという印象を強く持ちます。ここまでの全面安というのは久しぶりな気がします。

そして夜間の日経平均先物も急落し、朝6時時点では36710円と、日経平均株価からさらに1400円の値下がりとなっています。さすがに短期的には下げすぎの感もありますので早晩一旦止まると思いますが、いよいよ日経平均株価が天井を付け、下げ相場に転じた可能性がかなり高まっていると感じています。

下げ相場では、物理的に株を持っていても利益にならず、逆に損失になりますので、利益を目指すというよりは損失を最小限に抑えることを強く意識すべきです。その結果、自ずと株のポジションは小さくなり、キャッシュポジションが大きくなるはずです。このキャッシュポジションを、次のチャンスに振り向けることが重要です。
くれぐれも株価が下がったときに何もせず、さらなる下落で含み損を抱えた塩漬け株に苦しまないようにしたいものです。そのためには、例えば移動平均線割れですみやかに売却するなど、大きな損失を回避するルール設定と行動が重要です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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