再び大型株が強い展開にー2024年7月16日の日本株

7月16日の日本株

7月16日の日本株は、寄り付き後日経平均株価が41500円を突破する局面もあったものの、その後は売り物に押される展開となり、日経平均株価の終値は先週末比84円40銭高の41275円08銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2298に対し値下がり銘柄1745とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は126、年初来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は70.9%となり、先週末の55.8%から大きく上昇しました。一度売却したりヘッジ空売りをした大型株のうち切り返して上昇したものが多かったため、それらを買い直ししたことなどによります。

成長株と大型株の両にらみか

個別銘柄をみると、イワキ(6237)、エスリード(8877)、IHI(7013)、オリックス(8591)などが高値更新となりました。全体で見ても100銘柄以上が年初来安値更新銘柄となっており、日経平均株価が伸び悩んだ割には強いものが目立った感じです。

先週末は成長株に資金が入り大きく上昇しましたが、16日は成長株が一休みで大型株が再び買われた展開となりました。

私自身も、成長株と大型株の双方に資金を投下しているため、かなりポジションが膨らんでしまっておりますが、現段階で大型株か成長株のどちらかに絞って投資するのは決め打ちに近く、個人的には両にらみで双方の銘柄を保有しておきたいと思っています。

今後の状況によっては、大型株も成長株も両方上昇する全面高の展開になる可能性もありますから、上昇トレンドである限りは保有し、あとはご自身でポジションが膨らみすぎないように気を付けつつ、利益を狙っていくという形が良いと思われます。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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