米大統領就任式後の株価の動きに注目ー2021年1月20日の日本株

今日の日本株

1月20日の日本株は、高く始まったものの、その後は売りに押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比110円20銭安の28523円26銭でした。

TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅上昇となりました。

値上がり銘柄1993に対し値下がり銘柄1798とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は44、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は60.1%となり、前日の67.7%から低下しました。アメリカ大統領就任式で何かが起こる、とネット上でだいぶ話題になっていたこともあり、念のためポジションを少し減らしました。何も起きなかったらポジションはもとに戻します。

値がさハイテク株が強い

個別銘柄をみると、オークファン(3674)、アンリツ(6754)、太陽誘電(6976)などが高値更新となっています。また、株価が高いハイテク関連株の多くが順調に上昇している感があります。

これらの銘柄の多くは株価水準が高く、個人投資家にとっては手が出しにくいものばかりです。しかしそうした銘柄が強く、それ以外はまちまちの動きをしていることが、日経平均株価が高くても自分の持ち株は全然上がらない、という状態につながっていると思います。

まずは高値更新している銘柄をチェックし、現在の傾向をつかみ、高値更新銘柄の押し目を狙う、というのが1つの戦略になります。

アメリカ大統領就任式も今のところつつがなく済んでいるようですし、株価波乱要因が1つなくなった後の株価が再びバブルラリーになるかどうかに要注目です。

下げに転じたらすぐに逃げる準備をしておけば、バブルはそれほど怖いものではなく、逆に私たちにチャンスを与えてくれます。
株価の上昇トレンドには、とことんついていきたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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