7月11日の日本株

7月11日の日本株は、寄り付き大きく上昇した後はやや上値の重い展開だったものの、日経平均株価の終値は前日比392円03銭高の42224円02銭と、連日の高値更新となりました。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数は小幅上昇となりました。

値上がり銘柄2760に対し値下がり銘柄1263と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は128、年初来安値更新銘柄は7でした。

ADA指数は58.4％となり、前日の55.5％から上昇しました。保有銘柄のヘッジ空売りの買戻しなどを行ったことによるものです。株価が急ピッチで上昇しているので、高値掴みを避けるためあまり現時点での新規買いは行わないようにしています。

夜間の日経平均先物が大きく下落

個別銘柄をみると、トレジャーファクトリー（3093）、ルネサスエレクトロニクス（6723）などが高値更新となりました。前日までの動きよりは、個別銘柄には強いものが目立ちました。

一方、夜間はアメリカで発表された消費者物価指数（CPI）の減速より国債利回りが低下したことを受けてドルー円レートが大幅に円高になり、日経平均先物も大きく売られています。

このままの状況が継続すれば、12日の日本株も朝から大幅安で寄り付くことになるので、警戒をしておきたいものです。

無論、慌てて投げ売りするのではなく、あくまでもルールに従って売却すべきですから、上昇トレンドがキープされている銘柄は無理に売却する必要はありません。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。