2月10日の日本株と今後の投資戦略

<2月10日の日本株>
2月10日の日本株は続落し、日経平均株価は前日比372円05銭安の15713円39銭となりました。一時15429円99銭まで売られた後戻したものの、結局1月21日の安値を割り込んで底割れとなりました。
そして、日本が祝日の2月11日にはマーケットが大きく動き、ドル-円相場は急速に円高が進んで110円台に突入、シカゴ日経平均先物は15000円割れ寸前まで下落しています。本日のアメリカ株次第ですが、12日金曜日の日本株は、日経平均株価が14000円台に突入するかもしれません。

<通常なら下げ止まる相場だが・・・>
2月10日のADA指数は△3.6%となり、9日の△19.7%から大きく上昇しました。これは、過去の経験則から言って、ここまで下がったら9割方下げ止まるため、空売りを全て買い戻したからです。
もちろん、今回の株価下落がリーマンショック級となる可能性も考えましたが、やはり少ない可能性に賭けて失敗するのもどうかと思い、空売りの買戻しを実行しました。しかし、金曜日に日本株が大きく下落しそうなところを見ると、結果論ではありますが、失敗だったかなあ、と結構落ち込んではいます。
ただ、空売りを仕掛けたタイミングが、すでに株価が大きく下がった後だったため、底打ち後急反発して利益がなくなる(下手をすれば損をする)ことを恐れました。今年に入って2回明確な失敗をしているため、短期間に3回の失敗となるとメンタル面で相当なダメージを受けそうだったこともあり、利食いを優先しました。これにより、2回の失敗で被った損失の大部分を挽回することはできましたが、現時点で保有している銘柄が少し残っているので、明日以降の下げで追加的な損失ないし含み益の減少が生じるのは覚悟しなければなりません。

<通常の相場でない可能性を十分に考慮した行動を>
通常の相場なら10日で底打ちのところ、もし12日に大きく下がったら、通常ならダメ押しとなるところです。しかし、リーマンショック級となればまだまだ株価は下がることになります。
こんなときは、「さすがに下げ止まる」と判断して逆張りの買いをするのは危険です。確かに12日で底打ちする可能性は低くないですから、お遊び程度に欲しかった銘柄を安く買う、とか、日経平均先物や日経平均のETFを少しだけ買ってみる、という程度なら良いかもしれません。でも、今は勝負のタイミングではないことだけは確かです。
今はボラティリティも高く、下手に動けば簡単に損する相場です。仮に明日底打ちして急反発しても、その反発は見送るくらいで丁度良いと思います。そして反発後再度株価が下がり、底割れをせずに再度上昇に転じたときに買うようにすればよいのではないでしょうか。私はそうするつもりです。
とにかく、もう日本株は下げ相場に入ったという認識で、勝つことよりも大きく負けないことを優先して、慎重に行動することが大切です。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事