6月18日の日本株

6月18日の日本株は、寄り付き大きく上昇した後は高値圏でのもみ合いとなり、日経平均株価の終値は前日比379円67銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、東証グロース市場250指数は下落しました。

値上がり銘柄2627に対し値下がり銘柄1351と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は104、年初来安値更新銘柄は28でした。

ADA指数は33.6％となり、前日の35.9％から低下しました。保有株のうち移動平均線割れ銘柄などを売却したことによります。

グロース株は一旦調整か

個別銘柄をみると、デクセリアルズ（4980）、三菱重工業（7011）など高値更新銘柄も散見されますが、引き続き上昇トレンド銘柄と下降トレンド銘柄がほぼ同数の二極化相場といえます。

ただ、これまで強かった東証プライムの大型株に値を下げるものが目立ち、その一方で成長株やグロース市場銘柄には移動平均線を超えて上昇に転じているものも目立っていて、買われている銘柄が変化しているように感じます。

グロース株の上昇もどこまで続くか分からず、ここで頭打ちになってしまう可能性もあります。ただ、ここまで長期間にわたり大きく下がった後ですから、上昇の初期段階はチャンスととらえ、積極的にねらっていきたいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。