実質的には下げ相場かー2024年6月6日の日本株

6月6日の日本株

6月6日の日本株は、寄り付き大幅高で始まり、日経平均株価は一時39000円を突破したものの、その後は上げ幅を徐々に縮める展開となりました。日経平均株価の終値は前日比213円34銭高の38703円51銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、東証グロース市場250指数は下落しました。

値上がり銘柄1619に対し値下がり銘柄2370と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は44、年初来安値更新銘柄は58でした。

ADA指数は45.6%となり、前日の51.5%から低下しました。買い仕込んだ成長株の失速により撤収したことに加え、保有株で移動平均線を割り込むものを売却したことなどによります。

強い銘柄もそれなりにあるが・・・

個別銘柄をみると、ミマキエンジニアリング(6638)など高値更新となるものもあり、上昇トレンドの強い銘柄もそれなりにありますが、上昇トレンドは数か月ほど継続しないと利益につながらず、最近は確かに移動平均線は超えているがすぐ失速するものが目立つのでなかなか利益を上げにくい状態と感じます。

ここ数日のグロース市場銘柄がそうだったように、下降トレンドから反発して移動平均線を超えてくる銘柄は買ってみるものの、多くはすぐに失速して再度移動平均線割れとなってしまうため、あまりドタバタ動かない方が良いのかもしれません。東証グロース市場250指数は結局25日移動平均線を一瞬超えて再び割り込んでしまいましたが、ここまで下げましたから、上昇の初動の可能性があるときは積極的に乗っていきたいと考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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