6月5日の日本株

6月5日の日本株は、寄り付きから大きく下げ、終日軟調な動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比347円29銭安の38490円17銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。

値上がり銘柄1125に対し値下がり銘柄2903と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は44、年初来安値更新銘柄は23でした。

ADA指数は51.5％となり、前日の49.0％から上昇しました。移動平均線割れ銘柄を売却した一方、グロース市場銘柄を買い仕込んだことにより、トータルのポジションはプラスとなっています。

商社株、銀行株が崩れる

個別銘柄をみると、印象的だったのは、商社株や銀行株など、ここまで上昇トレンドが継続している銘柄の大きな下落が目立ったということです。
個人的に、こうした上昇トレンド銘柄を中心に保有していますので、本日の下落は非常にダメージが大きくなりました。

銀行株や商社株が崩れる一方で成長株などグロース市場銘柄が上昇して来れば問題ないのですが、本日はグロース市場銘柄も軟調で、なかなか成長株が中長期で上昇する形にならないのが残念なところです。

正直、トレンドが明確に出ないので、勝負に行ってもあまりうまく行かない可能性が高いと思います。成長株については一旦ポジションを持ちましたが、上がらないと分かれば即座にポジションを縮小、解消するつもりです。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。