5月8日の日本株

5月8日の日本株は、寄り付き直後からほぼ一直線に下げ、日経平均株価は前日比632円73銭安の38202円37銭となり、昨日の上昇を帳消しにしました。
TOPIXも大幅安、東証グロース市場250指数は小幅安にとどまっています。

値上がり銘柄1507に対し値下がり銘柄2447と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は61、年初来安値更新銘柄は23でした。

ADA指数は56.2％となり、前日の62.7％から低下しました。株価下落に伴い保有株の一部を売却したことなどによるものです。

引き続き個々の銘柄の動きを注視

個別銘柄をみると、ミマキエンジニアリング（6638）などが高値更新、またグロース市場銘柄も日経平均株価の急落に比較すると底堅く、25日移動平均線超えの銘柄が引き続き増加しています。

一方、日経平均株価は25日移動平均線で跳ね返された格好、東証グロース市場250指数もまだ25日移動平均線の下に位置していますので、現状は全面的に強気というのではなく、個別銘柄ごとに上昇トレンドが継続している強い銘柄にしっかりと乗っていくという戦略になるかと思います。

個人的には、グロース市場銘柄の上昇が本格化するかどうかに引き続き注目しています。アメリカ国債の利回りが低下傾向になるようだと、グロース市場に資金が回ってくるのではと考えています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。