日経平均株価下落も個別銘柄はまちまちー2021年7月7日の日本株

7月7日の日本株

7月7日の日本株は、日経平均株価が寄り付きから大きく下落、その後やや持ち直したものの下落して終えました。終値は前日比276円26銭安の28366円95銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄966に対し値下がり銘柄2891と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は54、年初来安値更新銘柄は94まで増加しています。

ADA指数は38.5%となり、前日の47.9%から低下しました。保有株のうち弱い銘柄を売却したことなどによります。引き続き買いの方が空売りより多いロング・ショートを継続しています。

根拠のない期待より現実の直視を

個別銘柄をみると、イビデン(4062)、ミダック(6564)、レノバ(9519)などが高値更新となっているなど、強い銘柄は引き続き上昇している一方、年初来安値更新銘柄も100近くまで増加していて、二極化相場がさらに鮮明になっている印象です。

7日も日経平均株価はやや大きめの下落になっていますが、私の損益は前日比で少しプラスです。この大きな理由が、強い銘柄のみを保有し、弱い銘柄は一切保有していないということです。

年初来安値更新銘柄が100近くあるということは、足元で値下がりを続けている銘柄も相当数あることを示していて、例えば「しばらく持ち続けていれば上がるだろう」とか「業績が良いからそのうち株価も戻るはず」などという根拠のない淡い期待を抱きながら、下降トレンドの銘柄を含み損に耐えながら保有している投資家は、日々マイナスが膨らんでいるはずです。

私は、「我慢して持ち続ければそのうち株価も上昇に転じる」という考え方に対しては全否定しています。上がるかもしれないと思うのは自由ですが、全然上がらず値下がりが続いたら、もっともっと損失が拡大することになります。それよりも、実際に株価が下降トレンドを描きながら日々下落を続けているという現実を直視した方がよいです。
要は、値下がりして下降トレンドになっている間はその株は持たず、反発して上昇トレンドになったら買い直せばよいだけなのです。こんな単純明快で簡単なことができるかどうかで、投資成績に大きな差がつく、それが二極化相場です。マイナスが日々拡大しているという方は、根本的にやり方を見直さないと、本格的な下落相場になったときに生き残れません。早急な対処を強くお勧めします。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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