為替相場の株価への影響も注視ー2024年4月26日の日本株と今週の投資戦略

4月26日の日本株

4月26日の日本株は、寄り付き後値を下げる局面もあったもののその後は切り返して上昇し、日経平均株価の終値は前日比306円28銭高の37934円76銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2382に対し値下がり銘柄1661とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は42、年初来安値更新銘柄は82でした。

ADA指数は32.8%となり、前日の25.6%から上昇しました。保有銘柄のヘッジ空売りを外したり、上昇トレンド銘柄の新規買いをしたりしたことによるものです。

ドルー円レートが一時160円台に

個別銘柄をみると、コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)、千葉銀行(8331)など高値更新の銘柄もある一方で、年初来安値更新銘柄も少なくなく、強い銘柄と弱い銘柄の二極化は引き続き生じています。
弱い銘柄を買うと、上昇相場でも単なるリバウンドで終わってしまう可能性も高いので、強い銘柄の押し目買いをした方がよいと感じます。

また、連休中は為替相場が大きく変動し、ドルー円レートは一時160円台まで達しました。そしてその後は為替介入とみられる動きで一気に5円以上円高になるなど、大荒れの値動きとなっています。

日本株にとっては円安はプラス材料ではありますが、足元のように行き過ぎた円安となったとしても日本株が上昇するかを注視したいと思います。もし、円安になり、アメリカ株が上がっても日本株が下がるようであれば、それは日本売りの可能性として警戒すべきです。

日本株はひとまず反発局面にありますから、上昇基調の銘柄を、あまりポジションを膨らませないようにしながら保有して利益を伸ばしていきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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