日経平均はもたつくも個別銘柄は悪くないー2024年4月11日の日本株

4月11日の日本株

4月11日の日本株は、寄り付き大きく下げてスタートした後は下げ幅を縮める展開となりました。日経平均株価の終値は前日比139円18銭安の39442円63銭でした。
TOPIXは小幅高、東証グロース市場250指数は大きめの下落となりました。

値上がり銘柄1702に対し値下がり銘柄2308と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は121、年初来安値更新銘柄は85でした。

ADA指数は59.2%となり、前日の55.8%からやや上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いなどを行ったことによります。

流れについていくのみ

個別銘柄をみると、INPEX(1605)が高値更新となるなど、強いものも結構ありました。ただ、全銘柄の半分強は25日移動平均線を割り込んでおり、二極化の状況が続いています。引き続き東証プライムの大型株、割安株が強く、成長株は弱いです。

この上昇相場がいつまで続くか分かりませんし、信用評価損益率からみるとすでにピークアウトしている可能性もありますが、あくまでも個別銘柄ごとにトレンドを判断し、上昇トレンドの間はそれに乗って利益を伸ばしていけばよいと思います。

また、今までのやり方で最近急にうまく行かなくなった、という声をよく聞きますし、私自身も特に先物はうまく行かなくなりました。やり方が同じなのにうまく行かない、ということはマーケットが変化したのであり、それまでのように簡単に利益を取れる相場ではなくなったということです。
こんなときは、あまり無理をしても損失が膨らむ可能性が高まるだけなので、ポジションを小さくするなどして様子をみるのが良いと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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