6月3日の日本株
6月3日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まり、終日堅調な動きでした。日経平均株価の終値は前日比347円69銭高の27761円57銭でした。
TOPIXも上昇しましたが日経平均株価に比べると小幅でした。マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2113に対し値下がり銘柄1710とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は126、年初来安値更新銘柄は6でした。
ADA指数は53.9%となり、前日の47.0%から上昇しました。株価反発により上昇トレンドとなった銘柄に新規に買いを入れたり、空売りを買い戻したりしたことによります。ただ、ポジションはこれ以上は膨らませたくはないな、という感じです。
足元は反発局面が続いているが
個別銘柄をみると、東邦チタニウム(5727)など高値更新となる銘柄も散見され、年初来高値更新銘柄の方が年初来安値更新銘柄銘柄より圧倒的に多い状況であり、全体的に見れば足元は間違いなく反発局面にあります。
ただ、全面高とはなっておらず、日経平均株価に比べマザーズ指数の動きが明らかに悪いことからみても、成長株にはなかなか資金が回ってこない印象です。個人的には成長株はかなり下がりましたからそろそろ大規模なリバウンドが起きてもおかしくないと思っているのですが、なかなかそうはなっていません。
また、日本株は下がりにくくはなっているものの、上値も重い感じで、反発局面といえども力強い上昇ではなく、なんとなくダラダラと上げているような状態です。
とりあえず、反発局面が続く限りは私自身もある程度の強気で臨みたいとは思いますが、今のところは成長株など弱かった銘柄のリバウンドを狙うよりは、高値更新をしているような業種、銘柄の押し目買いを狙う方が良いように感じます。今回の反発であまり利益が出ないという方は、投資対象の銘柄を見直してみるのが良いのではないでしょうか。上がる株と上がらない株に分かれていますので、上がらない株に固執すると全然全体の株価上昇に乗れなくなってしまう恐れがあります。
アメリカでは6月からQTが開始され、需給面のマイナス材料になっていますから、株価がいつ大きく下落してもおかしくありません。日本株についても下降トレンドに転じたらすぐ逃げられるようにあらかじめ準備しておくことをお勧めします。
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