日経平均株価1000円超の上昇にー2024年3月18日の日本株

3月18日の日本株

3月18日の日本株は、週末の日銀金融政策決定会合でマイナス金利を解除する見通しという報道を株価がどう織り込むか注目されましたが、日経平均株価は寄り付きから大きく上昇し、その後も終日上値を伸ばす展開となりました。終値は先週末比1032円80銭高の39740円44銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も大幅に上昇しました。

値上がり銘柄2997に対し値下がり銘柄1094と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は144、昨年来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は61.8%となり、先週末の47.1%から大きく上昇しました。株価の上昇に伴い、新規買いや一度売却した銘柄の買戻しなどを行ったことによるものです。

19日の日銀の発表後の動きに注目

個別銘柄をみると、三菱商事(8058)、DMG森精機(6141)、富士電機(6504)、FPG(7148)、タカラトミー(7867)、共立メンテナンス(9616)など高値更新銘柄が目立ちました。
また、昨年来安値更新銘柄が2銘柄のみとなっており、調整局面が終了して再び上値追いに向かう期待が高まっています。

ただ、確かに日銀金融政策決定会合でマイナス金利が解除されるということを株価が織り込んだとはいえ、さすがに上昇が大きく過ぎるので、19日の日銀の発表後の動きに注目したいと思います。もし日銀の発表後に株価が下がらなければ、マーケットは日銀の政策変更を概ね好意的に受け止めたとみて良いと考えられます。

ここ1~2週間ほど軟調だった半導体関連銘柄や、造船関連など、大きく上がっていた分直近の下げも大きかった銘柄が一斉に反発するなど、かなり強い動きを感じます。当面は、日経平均株価が先の高値をあっさり破って高値追いとなるのか、それともダブルトップ気味になるのか、もしくは横ばいの動きに変化するのか、注目したいと思います。無論、個別銘柄については上昇トレンドが継続しているものは保有を継続するとともに、下降トレンドから上昇トレンドへ復帰した銘柄については買い直しを進め、さらに一段の株価上昇へ向け、ある程度の勝負には出たいと感じています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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