一時日経平均株価がバブル後高値更新も後味悪い引け方ー2023年11月20日の日本株

11月20日の日本株

週明け11月20日の日本株は、寄り付き後に日経平均株価が33853円46銭まで上昇し、6月19日につけた33772円89銭を超え、バブル後高値を一時更新しました。しかしその後は失速して、後場はマイナス圏に落ち込み、終値は先週末比197円17銭安の33388円03銭でした。
TOPIXも下落しましたが東証グロース市場250指数は大幅に上昇しました。

値上がり銘柄1849に対し値下がり銘柄2184とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は90、年初来安値更新銘柄は9でした。

ADA指数は55.2%となり、先週末の43.5%から大幅に上昇しました。株価上昇により上昇トレンド銘柄に新たに買いを入れたことなどによるものです。

バブル後高値超えの実感薄い

個別銘柄をみると、地主(3252)、TOWA(6315)、日本マイクロニクス(6871)、伊藤忠商事(8001)など高値更新となる銘柄も散見されましたが、全体的には高安まちまちであり、また、年初来高値更新銘柄も100に満たない数で、日経平均株価がバブル後の高値を超えたという実感は薄いです。

投資のセオリーとしては、高値をつけたあとしばらく横ばい、その後に先の高値を更新した場合は買いのタイミングと言われていますから、私自身もあらかじめ逆指値で日経平均先物の買いを設定したりしていましたが、高値更新後急速に値がしぼんだため、一度売却して仕切り直しすることにしました。

高値更新直後に買うことの難しさとして、前の高値を少し超えただけで失速して下がってしまうケースがかなりあるということです。しかし、試行回数を繰り返せば、高値更新直後の買いはプラスになると思われますので、あきらめずに高値超えでの買いにチャレンジしていくつもりです。

個別銘柄については、グロース銘柄をはじめとした成長株に、順調な上昇を見せるものが多く、逆に銀行株や商社株など、ここまで上昇を引っ張ってきた銘柄群は軟調なので、成長株の買い比率をある程度高めていきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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