大幅反発も伸び悩みー2023年10月17日の日本株

10月17日の日本株

10月17日の日本株は、寄り付き大きく上昇した後はやや伸び悩み、日経平均株価の終値は前日比381円26銭高の32040円29銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しましたが伸び悩みました。

値上がり銘柄2814に対し値下がり銘柄1175と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は31、年初来安値更新銘柄は26でした。

ADA指数はマイナス16.2%となり、前日のマイナス21.7%からマイナス幅が縮小しました。株価反発に伴い、新規買いや空売りの買戻しを行ったことによります。

日々の値動きに振り回されない

個別銘柄をみると、TOWA(6315)など高値更新となる銘柄もありますが、上昇トレンド銘柄はまだ全体の2割ほどしかありません。
ここ最近は日本株のボラティリティが少し上がっているので、反発したから買い、翌日急落したから売り・・・というように、日々の株価の値動きに振り回されると、余計な損切りが積み重なってしまいます。

したがって、株価のトレンドという、もう少し中長期の株価の方向性を示してくれるものに従った方が、もちろん100%無くせるわけではありませんが、余計な売買により余計な損失を被ってしまうことを減らすことができます。

例えば、現在空売りしている銘柄も、10月4日以降の反発局面では多少の戻りはありました。しかし、25日移動平均線を超えてくることはなかったのでそのまま空売りを継続した結果、目先の天井をつけて再び下落、中には底割れしてしまうものも少なくありませんでした。
もし、株価のトレンドを見ていなければ、トレンド転換に至らない程度の株価の戻りで空売りを買い戻してしまっていたことでしょう。その結果、そこからの下落に対して空売りを入れ直すというのもかなりタイミングが難しいものです。

上記は買い持ちの銘柄であっても同じですが、強い銘柄は強く、弱い銘柄は弱いのが足元の状況ですから、強い銘柄のみを保有し、弱い銘柄は空売りをするのがベターですし、弱い銘柄を、いつまでも抱えているのは非常に危険です。特に成長株は、どこまで下がるか分からないという泥沼の様相を呈していますので、十分に気を付けたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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