10月4日の日本株
10月4日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、引けにかけさらに売り込まれる展開となり、日経平均株価の終値は前日比711円06銭安の30526円88銭となりました。
TOPIX、マザーズ指数も大幅に下落しました。
値上がり銘柄345に対し値下がり銘柄3843と全面安の展開、年初来高値更新銘柄は4、年初来安値更新銘柄は188に上りました。
ADA指数はマイナス37.6%となり、前日のマイナス27.3%からさらにマイナスが拡大しました。保有株の売却によるものです。買い持ちはほとんどなくなくなり、空売りのポジションが大部分となっています。
短期的には反発の可能性が大だが
個別銘柄をみると、霞ヶ関キャピタル(3498)など高値更新となる銘柄もありますが、それはごく少数で、ここまで今年の日本株の上昇をけん引してきた東証プライム市場の銘柄のうち、25日移動平均線超えをキープできているのは全体の5%にとどまっています。
それほどまでに、ここ1週間ほどの短期間の間に、大部分の銘柄が大きく売られていることが分かります。
さて、2日連続で全面安の展開となっており、もし3日連続とならば、そのあとは非常に高い確率で反発することになります。また、そうならなくとも短期間の間に大きく下がりましたので、短期的には反発の可能性が高いと思われます。
では、反発したところを買い向かっても良いかというと、個人的にはリスクが高いように思います。反発したとしてもそれが短命で終わり、株価はさらに大きく下落する可能性もぬぐい切れないからです。
常々申し上げているとおり、株式投資で最も重要なのは「利益をより大きく上げること」ではなく「大きな損失を被らないこと」です。
利益を上げられるかもしれないが、一方で大きな損失につながりかねないことは、避けた方が無難ですし、損失を大きくしないための手立て(私であれば客観的・機械的な売却ルール)をしっかり持つようにしておいてください。
今回の下げは、年に1~2回ほどはあるようなものですから、慌てたり騒いだりするレベルには程遠い、そよ風のようなレベルです。それでも対処を間違えたことによって、投げ売りをせざるを得ない個人投資家は、特に4日は大量に生じたと思います。
下げを我慢して最後は我慢できず安値で投げ売りさせられることのないよう、売却ルールをしっかりと作り、できるだけ高い株価位置で売れるようにしましょう。ちなみに今回の下げは、25日移動平均線割れで売却、としていれば小さなダメージで乗り切ることができたはずです。
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