前場と後場で様変わりー2023年10月2日の日本株

10月2日の日本株

10月2日の日本株は、寄り付き直後大きく上昇し、日経平均株価の上げ幅は500円超に達したものの、後場に入るとじり安の展開となり、結局先週末比でマイナス引けとなりました。日経平均株価の終値は先週末比97円74銭安の31759円88銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1295に対し値下がり銘柄2752と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は50、年初来安値更新銘柄は41でした。

ADA指数はマイナス10.3%となり、先週末のマイナス16.0%からマイナス幅が縮小しました。反発銘柄の新規買いや買戻し、空売りの一部買戻しを行いました。引き続き売り優勢のポジションとなっていますが、買い持ちもそこそこ残っています。

やはり下方向へ警戒か

個別銘柄をみると、霞ヶ関キャピタル(3498)、TOWA(6315)など高値更新となる銘柄も散見されましたが、後場になり値を消すものが多く、チャート形状では長い上ヒゲを付けるものや大陰線を付けるものが目立ちました。

アメリカの政府機関閉鎖が回避されたことが週末に報じられ、それが前場の大幅高にもつながったと思われますが、その効果はすぐ剥落し、マイナス引けとなったことは、日本株にかなり売り圧力が強く出ているものと思われます。

また、アメリカの長期金利が上昇を続けており、これが続くとどこかで株価も大幅安になるのではないかと懸念しています。

日本株も現在は3分の2の銘柄が下降トレンドになっていて、とても買いで勝負に行く局面ではありません。引き続き下方向への警戒が必要と思われ、私自身は株価が下がると利益となるようなポジションとしています。

株価というものは一度下げ始まるとあっという間に大きく下がることが多いので、そうなる前に売却しておき、損失が膨らまないよう気を付けたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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