上昇の勢い止まらずー2024年1月12日の日本株と今週の投資戦略

1月12日の日本株

1月12日の日本株は、寄り付き大きく上昇した後は上げ幅を縮めたものの、後場再び強含みの展開となり、日経平均株価の終値は前日比527円25銭高の35577円11銭でした。
TOPIX、東証グロース250指数も上昇しましたが、上昇率は日経平均株価より大きく劣っており、日経平均株価中心の上昇となりました。

値上がり銘柄1455に対し値下がり銘柄2593と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は182、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は60.0%となり、前日の69.2%から低下しました。移動平均線割れの保有株を売却するとともに、もともとポジションが膨らみすぎていたので、特に成長株の保有銘柄につき、弱いものを中心に売却しました。

日経平均株価主導の上昇がどこまで続くか

個別銘柄をみると、さくらインターネット(3778)、伊藤忠商事(8001)、日本電気(6701)、建設技術研究所(9621)など高値更新となる銘柄も数多くありました。

一方、12日のマーケットでは、日経平均株価のみ大きく上昇し、TOPIXや東証グロース250指数はあまり上昇していないこと、値上がり銘柄より値下がり銘柄の方が圧倒的に多いことからみても、日経平均株価主体の上昇であり、一部銘柄の強さにより全体が引っ張られて上昇したことが分かります。

このような、日経平均株価主導の上昇だと、個別銘柄には上がらないものが多くなり、12日のように実質的には下げ相場、といった状況も頻繁に起こります。

ここから日経平均株価が一休みしつつ、東証グロース250指数が上昇して、あまり上昇しなかった個別株にも資金が流入して全体が底上げされるのかどうか、観察していきたいと思います。

引き続き、日経平均株価の強さに対しては日経平均先物買いにより対応していきます。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事