高値更新銘柄数の高水準続くー2023年9月6日の日本株

9月6日の日本株

9月6日の日本株は、寄り付きから高く始まり、その後も堅調な値動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比204円26銭高の33241円02銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅に下落しました。

値上がり銘柄2080に対し値下がり銘柄1862とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は377、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は67.1%となり、前日の66.2%から少し上昇しました。新規買いはほぼ停止しているものの、空売りの買戻しによりネットでの買いポジションが増加することになるため、それがADA指数の上昇につながっています。

変化の兆しが出るまでは保有継続でよいか

個別銘柄をみると、三菱重工業(7011)、INPEX(1605)、日本電気(6701)など連日の高値更新となる銘柄も目立っており、他にもイビデン(4062)、上村工業(4966)、日本冶金工業(5480)、名村造船所(7014)、オリックス(8591)などが高値更新となっています。

9月6日の動きだけをみれば、やや頭打ちの気配がありますが、さすがにそれだけをもって今回の上昇局面が終了したかどうかを判断することはできません。
保有株は上昇トレンドが続く限り継続というのが基本線になりますが、保有株の一部を利食いしておくという選択肢もあると思います。

ここから株価が大きく伸びるならば利食いはまだ先の方がよいですが、株価が頭打ちになるなら利食いした方がよいです。ただし、株価が大きく伸びるのか、頭打ちになるのかは現時点では分からないので、後はご自身でどうなったら売るのかのルールを決めて実行するほかありません。

個人的には、株価が短期間で急騰したものは一部利食いを検討しますが、そうではなくじわじわと上昇しているものについては、25日移動平均線割れまで粘ってみたいと今のところは考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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