短期的な天井の可能性に注意ー2023年9月7日の日本株

9月7日の日本株

9月7日の日本株は、寄り付き後小幅高となる局面もあったものの、後場はじり安となり、日経平均株価の終値は前日比249円94銭安の32991円08銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1471に対し値下がり銘柄2516と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は313、年初来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は63.7%となり、前日の67.1%から低下しました。引き続きポジションをこれ以上膨らませないよう、含み益がほとんどない銘柄などを売却しました。

移動平均線超え銘柄が頭打ちから減少へ

個別銘柄をみると、三菱重工業(7011)、INPEX(1605)、日本電気(6701)、オリックス(8591)、上村工業(4966)など高値更新となる銘柄も多く、強い相場状況は続いています。

ただ、これまで毎日のように増加してきた25日移動平均線超え銘柄の数ですが、9月7日の25日移動平均線超え銘柄の数は、6日に比べ5%近く減少していて、頭打ちの感もあります。

また、先日は年初来高値更新銘柄数が400を超えていましたが、これはバブル状態を除けば数年に1度のレベルです。

したがって、銘柄によってはまだまだ伸びるものもあるでしょうが、マーケット全体でみれば、そろそろいったんの天井をつけてもおかしくないと思われます。

個人的には、上昇トレンド銘柄は保有を続けますが、株価が大きく上昇したものについては一部利食いを検討します。また、下降トレンド銘柄(要は、ここまでマーケット全体が強かったにもかかわらず上がらなかった、もしくは下がった銘柄)については新規に空売りを実行し、ここから株価が調整しても大きな損失を被ることを避けたいと思います。

今の株価水準は正直高いと思っていますから、いつ大きく下がってもよいよう、あらかじめ「こうなったらこう動く」というルールを決め、実行するようにしましょう。大きく下がってから行動しても手遅れですから。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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