直近売り込まれた銘柄の反発が目立つー2023年8月21日の日本株

8月21日の日本株

8月21日の日本株は、前場終わりに日経平均株価が300円高となる場面がありましたが、後場は伸び悩み、終値は先週末比114円88銭高の31565円64銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は大幅に上昇しました。

値上がり銘柄2568に対し値下がり銘柄1414と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は44、年初来安値更新銘柄は35でした。

ADA指数は9.9%となり、先週末の2.9%から上昇しました。空売りの買戻しや新規買いなどを行いましたが、積極的に買いを入れる局面とは判断していませんので、買いについてはどうしても買っておきたい銘柄など必要最低限、といったところです。

全般的なトレンド転換には至らず

個別銘柄をみると、物語コーポレーション(3097)、日本電気(6701)など高値更新となる銘柄も散見されましたが、本日は、例えばここまでずっと値下がりを続けていた成長株など、下降トレンドにある銘柄の反発が非常に目立ちました。

私自身、そのような弱い銘柄に空売りを入れているので、今日のパフォーマンス的にはかなり厳しいものになりましたが、それでも下降トレンド銘柄が上昇トレンドに転じた、というところまではまだほど遠く、下がり続けていたものがやや大きめに反発したに過ぎないという状況です。

無論、ここから反発が続けばトレンド転換もあり得るわけですが、今のところそうなっていないので、今後の動きを決めつけることはせず、下降トレンドが続く限りは空売りを継続したり、新規買いは控えたいと思います。

日経平均株価も25日移動平均線割れの状況ですし、まだ全体の3分の2ほどの銘柄が下降トレンドにありますから、下げ続けている銘柄が大き目な反発を1日したところで、特に行動を変える(買いに転じる)必要はないでしょうし、逆に変えることはリスクが高い行為だと思います。
あまり日々の株価の値動きに振り回されず、トレンドが転換した可能性が高まったところで行動するようにしましょう。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事