8月15日の日本株
8月15日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まったもののその後は伸び悩み、日経平均株価の終値は前日比178円98銭高の32238円89銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2120に対し値下がり銘柄1874とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は103、年初来安値更新銘柄は55でした。
ADA指数は41.7%となり、前日の38.7%からやや上昇しました。決算発表等を踏まえ、保有株の売却や、新規買いを行った結果、トータルのポジションが少し膨らんだ感じです。
成長株の壊滅的な状況はいつまで続くか
個別銘柄をみると、コメ兵ホールディングス(2780)、アップルインターナショナル(2788)、物語コーポレーション(3097)、日本電気(6701)など高値更新となる銘柄がある一方、年初来安値更新銘柄も多く、もともとの二極化相場が、決算発表に伴いより鮮明になったといえます。
6月中旬に日経平均株価が高値をつけて以降、日経平均株価は弱含みの持ち合いですが、多くの成長株や、一部ハイテク銘柄などは明確な下降トレンドになっていて、中には決算発表によりその動きが加速したものも少なくありません。
ファンダメンタルでみれば、十分買える水準にまで達したものも多いと思いますが、株というものは、ファンダメンタルだけでは戦えないもので、成長株から資金が流出している間は、ファンダメンタルが良くても株価は下がってしまいます。
逆に言えば、今のうちから、ファンダメンタル面から買える水準になった成長株をピックアップし、上昇トレンドに転じるのを待ってから買うというのは有効な戦略です。ただし、成長株は成長がストップすると想定以上に大きく下がりますので、ファンダメンタル面からみて割安にみえたとしても、株価が反転上昇しないのであれば手出ししないのが無難です。
日経平均株価は6月中旬以降の横ばいの下限に近付いていて、ここを明確に割り込むようだと大きな調整に発展しかねないので注意が必要です。
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