下降トレンドに転じるかどうか見極めたいー2023年8月4日の日本株と今週の投資戦略

8月4日の日本株

8月4日の日本株は、寄り付き安く始まり、日経平均株価は32000円を割り込む局面もあったものの、その後はやや持ち直して終値は前日比33円47銭高の32192円75銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2200に対し値下がり銘柄1709とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は44、年初来安値更新銘柄は87でした。

ADA指数は40.8%となり、前日の39.3%からやや上昇しました。下降トレンド銘柄の売却と、上昇トレンド銘柄の購入を行いましたが、それほど積極的な売買はしておりません。

日経平均株価は横ばいの下限近辺に

個別銘柄をみると、三菱重工業(7011)が高値更新、また川崎汽船(9107)、商船三井(9104)といった大手海運株も高値更新の動きとなっておりますが、全体で見ると弱い銘柄の方がまだ多いように感じます。

日経平均株価は7月12日の31791円71銭が直近安値で、8月4日は31934円35銭まで下げてこれに接近しました。もし今週以降、ここを明確に割り込むようだと、大きな下落につながる可能性もありますので、用心しておきたいです。

TOPIXの方が日経平均株価より強いので、個人投資家としては勝ちやすい状況ではありますが、それでも全体が下落基調のときは、守り優先で次のチャンスを待ちたいと思います。

無論、日経平均株価が横ばいから明確な上昇に転じる可能性もありますので、どちらに転んでも良いように、予測はせず株価についていきたいと思っております。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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