実質上昇で強い動き続くー2023年3月30日の日本株

3月30日の日本株

3月30日の日本株は、3月決算企業の配当権利落ちの影響もあり、日経平均株価は下落しましたが、実質的にはプラス引けとなり、強い動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比100円85銭安の27782円93銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅にプラスとなりました。

値上がり銘柄1615に対し値下がり銘柄2387と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は45、昨年来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は18.9%となり、前日の14.9%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや、空売り銘柄の買戻しなどを行いました。買いポジションもだいぶ増えてきました。

駄目かもしれないがとりあえず上昇の波に乗る

個別銘柄をみると、パルグループホールディングス(2726)、クリアル(2998)、アズーム(3496)など高値更新となる銘柄も散見されました。また、配当権利落ちのため株価が下落した銘柄も多いですが、理論上の下落幅よりも小さい下げ幅のものが目立ち、実質的には上昇した銘柄の方が多かったです。

さて、日経平均株価は28000円に近づいてきましたが、28000円を超えた水準は昨年以来、何度も跳ね返された価格帯です。今回もそうなる、と思うのであればそろそろ保有株は利食いしなければいけないことになりますが、もし跳ね返されずに上に突き抜けたとしたならば、利食いではなく保有継続しておかないと利益を伸ばせないことになります。

この点、私はやはり大きく上昇したときにそれが取れないことを避けたいので、急上昇したものは一部利食いするかもしれませんが、それ以外は基本的に保有を継続し、利益を伸ばしに行きたいと思っています。

今回も結局28000円を少し超えたところで天井をつけて駄目な結果になるかもしれませんが、現時点で利食いしても大した利益になりませんので、上に突き抜けることを期待したいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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