日経平均株価25日移動平均線突破ー2023年3月29日の日本株

3月29日の日本株

3月29日の日本株は、寄り付き後から上昇し、後場一段高となりました。日経平均株価の終値は前日比365円53銭高の27883円78銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄3210に対し値下がり銘柄769と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は46、昨年来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は14.9%となり、前日の7.0%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや、空売りの買戻しを行ったことなどによります。

いつでも撤退できるように準備しつつ買いに行く

個別銘柄をみると、パルグループホールディングス(2726)、アズーム(3496)など高値更新となるものも散見され、全体で見ても上昇トレンド銘柄がだいぶ増えてきました。

また、日経平均株価は明確に25日移動平均線を超えてきており、強い動きを感じます。

3月29日は3月決算企業の権利付き最終日のため、30日は配当権利落ち分の下落が見込まれますが、昨晩の日経平均先物はその下落をほぼ埋める水準までさらに上昇しており、かなり強い動きに感じます。
また、為替レートも円安方向に動いており、これも日本株には追い風となります。

個人的には最終的には株価は大きく下がると思っていますが、シリコンバレー銀行破たんやクレディ・スイスの信用不安問題は株価にすでに織り込まれたとみられ、新たな金融不安の材料が出てこないうちは株価は堅調に推移するかもしれません。

従って、私自身はロング・ショート戦略のうち、ロング(買い持ち)はそのまま保有しつつ、ショート(空売り)を買い戻すことにより株のポジションを実質的に高めていくつもりです。
ただ、空売りをすべて買い戻すことはせず、弱い銘柄の空売りはそのまま残し、いつ下げに転じてもよいように準備はしておきたいと思っています。

思えばリーマン・ショックのときも、サブプライムローン問題が発覚してから1年以上たった後に暴落しましたので、今回も暴落はもうしばらく先なのかもしれません。下がったらいつでも撤退できるように準備しつつ、足元の上昇には乗っていこうと考えています。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事