日経平均株価・一時1600円超の暴落-2018年2月6日の日本株

<今日の日本株>
2月6日の日本株は、前日のアメリカ株の急落の流れを引き継ぎ、日経平均株価は一時前日比1600円超の暴落となりました。
終値でも21610円24銭と、前日比で1000円超の大幅安となりました。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安で終わりました。

値上がり銘柄はわずか106、値下がり銘柄は3851と全面安の展開、昨年来高値更新銘柄はわずか5、対して昨年来安値更新銘柄は161と急増しました。

今日のADA指数はマイナス7.2%となり、前日の32.8%から大きく低下し、久しぶりのマイナスとなりました。
ADA指数は全て簿価ベースで計算しているため、安く買った株に対し、それより高い時価でヘッジ空売りすることにより、純粋な空売りをしていなくてもマイナスになってしまうことがあります。
実態は、わずかに保有を続けている銘柄もありますが、投資可能資産全体の10%未満です。

 

<中期的な転換の可能性も>
皆さんは、無事生き残っていらっしゃるでしょうか?
もちろん、このような状況の中、無傷で乗り切ることは不可能であり、私もピーク時から比べて資産総額は約10%減少しました。

しかし、本日時点でほぼ全ての銘柄を売却しましたから、これ以上どんなに下落しても全く問題ありません。

逆に、ここから反発に転じた場合は、25日移動平均線を超えてきたものから新規買いをする予定です。

株価が上がっても下がっても対応できるのが、25日移動平均線を基準とした売買ルールのよいところです。

 

今回の株価急落で感じたことは、終値ベースで移動平均線割れを判断し、翌日に売却しようとしても、今日のような展開となるとかなり安いところで売らざるを得ないということです。

私はそれを回避するために、午前中の動きをみてすでに25日移動平均線を明確に割り込んでいる場合、後場に保有株を売却するということを昨日も今日も行っていました。

これにより、今日の朝の時点で保有していた銘柄は25日移動平均線を大きく割り込む形での売却となってしまったものの、昨日までに売却したものについては、今日の大幅安の影響を受けずに済む結果となりました。

もちろん、前場に25日移動平均線を割り込んだものの、後場になって急速に反発するような展開になった場合は、後場の売却は裏目に出ることになります。

でも、その場合は翌日以降買い直せばよいですし、やはり大きな損失を回避するという最重要目的の達成のためには、「前日の終値でみて明らかに移動平均線割れ→朝に売却」「前日の終値では移動平均線を割れていないが当日の午前中に明らかに移動平均線割れ→後場に売却」という方法がよいのではないかと思い、私自身はこれを実行しています。

皆さんも、昼休みに株価をチェックする時間はあると思います。後場寄りで売却しなくとも、1時とか1時半でも大丈夫ですから、売買の機会が、朝と昼の2回あった方が、株価急落の影響を和らげることができますので、試してみてはいかがでしょうか。

 
いつも、ウォッチ銘柄の中から高値更新銘柄を紹介していましたが、今日は皆無のため省略します。
逆に、ほぼ全ての銘柄が、本日をもって25日移動平均線を割り込みました。株価チャートの形状をみると、明らかにチャートの形が「壊れた」ものが多々あります。

昨年来安値更新銘柄も161出ており、明らかに今までとは様相が変わりつつあると感じます。

もちろん、短期的には売られすぎのサインも出ていますから、明日以降反発も期待できるでしょうが、それは単なるリバウンドに終わる可能性もあります。

私たちのように、短期売買ではなく中長期投資をする個人投資家としては、下降トレンドに転じた銘柄については、下手に手を出すのは避け、上昇トレンドに再度戻ったら買い直すようにしましょう。

私は、ADA指数がマイナスとなったことからお分かりのとおり、本日でほぼすべての銘柄を売却しましたから、明日以降はその中から25日移動平均線を超えてくるものを見つけ、それらを新規買いし、ポジションの再構築を図ります。

もちろん、今後相場環境がさらに悪化し、株価下落が進行する可能性もありますが、そうなったら上昇トレンドに戻らないわけですから、何も手を出さず上昇トレンド復帰を待ちます。

もし、今回の株価下落で保有株を売却することができなかった、という方は、仮に今回はここから反発をして難を逃れたとしても、上昇相場が終わり長期的な下落相場に突入した場合、再起不能なほどの損失を被るおそれがあります。

株式投資は、たった1度の大失敗で、それまでの全てが吹き飛びます。大失敗したくなければ、適切なタイミングで保有株を売却し、資産を守ることが重要です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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