3月10日の日本株
メジャーSQでもあった3月10日の日本株は、寄り付きから大きく下落して始まり、その後も下げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比479円18銭安の28143円97銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。
値上がり銘柄688に対し値下がり銘柄3298と全面安に近い展開、昨年来高値更新銘柄は77、昨年来安値更新銘柄は7でした。
ADA指数は30.3%となり、前日の54.1%から大きく低下しました。一部銀行株など、移動平均線割れのもの、含み益が乗っていないものを売却したりしてポジションを落としました。また、新規空売りも一部実行しました。
シリコンバレー銀行の破たんの影響を注視
個別銘柄をみると、日銀金融政策決定会合で現状の金融緩和策の続行が示されたことで、金利上昇期待で上げていた銀行株に売り物が目立ちました。
また、週末にアメリカでシリコンバレー銀行が破たん、これはアメリカ史上2番目の規模の銀行破たんということで、アメリカ株は大きく値下がり、為替も円高方向に振れています。
週明けは、日本株は銀行株中心に大きく売られて始まりそうですが、売り一巡後下げ止まって日経平均株価が25日移動平均線をキープできるかどうかに注目しておきたいです。
全体でみると、まだまだ上昇トレンドを維持している銘柄が多いですから、そうした強い銘柄まで売ってしまう必要はありませんが、下降トレンドに転じた銘柄は速やかに売却し、損失を膨らませないようにしましょう。
また、少し長い目で見た時、今回のシリコンバレー銀行の破たんの影響が他の銘柄に出てこないかを観察しておきたいと思います。具体的には、下降トレンド銘柄が日に日に増えていくようだと警戒を強めるべきでしょう。
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