引き続き個別銘柄ごとの対応ー2023年2月28日の日本株

2月28日の日本株

2月28日の日本株は、高く始まった後は売りに押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比21円60銭高の27445円56銭でした。
TOPIXは小幅上昇、マザーズ指数は大きく上昇しました。

値上がり銘柄2052に対し値下がり銘柄1882とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は141、昨年来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は39.0%となり、前日の30.3%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや追加買いのほか、空売り銘柄の買戻しを行ったことによるものです。

引き続き個別株ごとの対応

個別銘柄をみると、伯東(7433)など高値更新となる銘柄も目立ち、総じて投資環境は悪くありません。ただ、株価が上がらなかったり下がっている銘柄も多く、引き続き個別株のトレンドに従って対応する必要があります。

日経平均株価は再び27500円近辺でのもみ合いに入りそうですが、個別株は引き続き強いものは値を伸ばし、弱いものは値を崩すという感じで動いていますので、上昇トレンド銘柄のみに絞って投資することが重要です。

上昇トレンド銘柄も、押し目をつけることはありますし、25日移動平均線からの乖離が大きいままの場合は5日移動平均線で代用して飛び乗ってしまうという形でもよいと思います。ただし、アメリカ株が再び下げ基調になっていることもありますので、日本株も下降トレンドに転じたら速やかに撤退することは肝に銘じておきましょう。

今年のマーケットは、プロであっても「上がる」「大きく下がる」と予想が分かれていますので、どちらかに決めつけることなく、動いた方向に素直についていくようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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