アメリカ株下落の影響を注視ー2022年12月15日の日本株

12月15日の日本株

12月15日の日本株は、寄り付き下げて始まった後、プラスマイナスゼロまで戻したもののそこから再び売り直され、日経平均株価の終値は前日比104円51銭安の28051円70銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1992に対し値下がり銘柄1825とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は58、年初来安値更新銘柄は14でした。

ADA指数は33.7%となり、前日の28.1%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いなどを行ったことによるものです。

強い限りは追いかけるが・・・

個別銘柄をみると、伯東(7433)が高値更新となり、年初来高値更新銘柄もそれなりの数発生していて、引き続き強い銘柄は相当数あります。
一方、昨晩のアメリカ株が、金利引き上げ継続を懸念して大幅に下落していて、16日の日本株への影響が気になるところです。

日経平均株価がここから下げれば、再度25日移動平均線割れとなり、前回の高値を超えられずに反落した二番天井のような形になります。この形状を作った後は、下げに転じるか横ばいになる可能性が高いですが、今のところは何も言えませんし、予想したら外れた場合のダメージが大きいので予想はしません。
あくまでも、強い銘柄が上昇トレンドを続ける限り追いかけ、下降トレンドに転じたら売却するだけですが、これをしっかりと意識しないと、株価が下がったとき「もう少し持っていよう」という安易な気持ちになってしまいがちです。アメリカの金利上昇は続いていて、景気悪化懸念から株価の大きな下落はいつ来てもおかしくありませんがから、常に用心しておくように心がけましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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