アメリカ株急落でNYダウ2年3か月ぶりの下げ幅にー2022年9月13日の日本株

9月13日の日本株

9月13日の日本株は、小高く始まった後も堅調に推移しましたが、上値も重く、日経平均株価の終値は前日比72円52銭高の28614円63銭でした。
TOPIXも上昇しましたがマザーズ指数は小幅安でした。

値上がり銘柄2062に対し値下がり銘柄1709とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は118,年初来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は62.6%となり、前日の51.2%から上昇しました。空売りの買戻しに加え、新規購入を行いましたが、ポジションが膨らんでしまい、ちょっと買いすぎた感があります。

アメリカ株急落の影響を見極める

13日夜のアメリカ株は、8月のCPIが市場予想を超える上昇率で、さらなる大幅利上げが避けられないのではという懸念から急落し、NYダウは1276ドル安と2年3か月振りの安値、ナスダックは5%を超える値下がりとなりました。

これを受け、日経平均先物も前日終値より750円安となっていて、14日の日本株の寄り付きも安く始まりそうです。私自身も、25日移動平均線割れの保有株は売却することになりますが、すべての保有株を慌ててうるのも早計です。
なぜなら、株価が下落が本日だけで終わり、明日以降反発した場合、保有株をすべて売却してしまうと上昇に乗れなくなってしまうからです。
特に今年は下に行ったかと思うと下げ止まって反発、ということが続いているため、寄り付きから大きく下がるとしても、25日移動平均線を割らない強い銘柄については様子見をしてよいと思います。

また、強すぎて買えなかった銘柄が、25日移動平均線近辺まで下がってくるのであれば、それらは買いのタイミングとなります。もちろん、そこからさらに下がって25日移動平均線割れとなったら損切りとしますが、安く買えるチャンスにはなります。

私自身、ポジションを膨らませすぎたところでアメリカ株急落となり、なかなか痛いところですが、ルール通り淡々と行動するだけです。それをルーティン化できれば、突然の株価急落も、焦ることなく冷静に行動できます。くれぐれもパニックになり、損失を拡大してしまうような行動はとらないようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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