年初来高値更新銘柄が急増ー2022年9月9日の日本株と今週の投資戦略

9月9日の日本株

週末かつメジャーSQである9月9日の日本株は、寄り付きから高く始まり、その後も終日前日の終値を上回る展開となりました。日経平均株価の終値は前日比149円47銭高の28214円75銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2536に対し値下がり銘柄1270と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は116、年初来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は38.9%となり、前日の27.2%から大きく上昇しました。株価上昇に伴い、空売りの買戻しを行ったり、新規に上昇トレンド銘柄を買ったりしました。あまりポジションを膨らませすぎたくはないので、買い仕込みは概ねこれで完了、という形です。

2日間で一気に景色が変わった

個別銘柄をみると、新日本科学(2395)、ネクステージ(3186)、ダブルスコープ(6619)などが高値更新しました。また、年初来高値更新銘柄が100を超えており、逆に年初来安値更新銘柄が100に迫る勢いだった7日(水曜日)からたった2日間で、一気に景色が変わった感じがします。

また9日は多くの銘柄がまんべんなく上昇した感触があり、各銘柄に投資資金が流入しているように思えます。

私自身は上で書いた通り、買い仕込みはほぼ終了させましたが、ほとんど買えていないという方も少なくないと思います。ただ、今年の日経平均株価の動きをみると、小さな株価の上下に終始し、上がったと思ったらすぐ下がる、でも大きく下がらずにまた反発する・・・、という状況です。そのため、買いのタイミングが遅いと高値掴みとなる危険性が普段より高いといえます。

ですから個人的には週明けに大きなロットを買うのはあまりお勧めしませんし、買うのであれば高値掴みのリスクも相当あることを承知の上買うようにしてください。私自身、今年の売買を振り返ってみると、買うタイミングが遅いと(要は上昇が始まってから何日も後に買った場合)、買った後すぐ株価が下落して損切り、ということが数多くありました。

ここからバブルが再燃する可能性も低いでしょうし、長い目で見れば上より下方向と思っていますので、無理して利益を狙いに行くよりは、出遅れた!と思ったら無理に飛びついて買わず、次のチャンスを待った方がよいのでは、と思います。

日経平均株価はちょうど25日移動平均線まで戻ったところで、今週が正念場になります。すんなり25日移動平均線を超えて上値追いをするのかどうかに注目したいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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