ベアマーケットラリーは継続するかー2022年8月19日の日本株と今週の投資戦略

8月19日の日本株

週末8月19日の日本株は、寄り付きは高く始まったもののすぐ伸び悩み、大引けは前日比マイナスで取引を終えました。日経平均株価の終値は前日比11円81銭安の28930円33銭でした。
TOPIXは上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄2203に対し値下がり銘柄1590と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は93、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は49.1%となり、前日の56.7%から低下しました。保有株のうち、25日移動平均線割れのもののほか、5日移動平均線割れのものも一部売却し、利益確定を優先させました。今の上昇はベアマーケットラリーと思っておりますので、あまり欲張らずに利食いを進めています。

日経平均株価30000円突破か、腰折れか

個別銘柄をみると、サンワカンパニー(3187)、伯東(7433)など高値更新銘柄も少なくなく、全体で見ればまだまだ上昇相場が継続しています。

ただ、成長株を中心に下げるものが目立ち、インフレピークアウトをはやしたベアマーケットラリーも終焉を迎えるのではないかと感じています。

アメリカ10年物国債利回りは、週末19日の時点で2.98%まで上昇しています。6月14日に3.49%を付けた後8月1日には2.60%まで低下していましたから、かなり戻っています。

インフレが高水準で進行する中、金利上昇と株価上昇が併存するのはなかなか難しいと思われ、もしここから10年物国債利回りの上昇と、株価の下落が同時に起こるようだと、いよいよベアマーケットラリーも終わり、本格的な株価下落局面となることも視野に入れる必要があります。

無論、まだ現時点では日本株は全体で見れば上昇トレンドで、強い銘柄も数多くありますから、これらを全て売り払うような必要はありませんが、今後株価が下がって下降トレンドになった場合は一旦売却して再度の上昇に転じるまでは迂闊に手を出さないのが無難です。逆に、ベアマーケットラリーではなく本格上昇につながる可能性もありますから、株価が上昇トレンドにある間は保有を続けて利益を伸ばすべきでしょう。
今がそもそもベアマーケットラリーかどうかも断定はできませんから、株価が上に行っても下に行っても対応できるようにしておきましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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