8月12日の日本株
8月12日の日本株は、7月CPIの数値がインフレのピークアウトを予想させるものだったことからアメリカ株が大幅高した流れを受けて寄り付きから大きく上げて始まり、その後も上値追いの展開となりました。日経平均株価の終値は前営業日比727円65銭高の28546円98銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しました。
値上がり銘柄3082に対し値下がり銘柄850と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は138、年初来安値更新銘柄は6でした。
ADA指数は42.8%となり、前営業日の28.6%から大きく上昇しました。アメリカCPI発表による株価急落リスクを考えて落とした買いポジションを一部復活させたことによります。日経平均株価が6月高値を抜けたので、弱気となる理由が少なくともチャート上ではなくなりました。
ここからの下げを予想する投資家も多いが・・・
個別銘柄をみると、決算発表シーズンということもあり、業績が冴えない銘柄は弱いものも結構目立ちますが、全体としては上昇トレンドの銘柄の方が多く、また、決算発表で株価が大きく下落する銘柄よりも大きく上昇する銘柄の方が多かったという印象です。
総じて決算発表シーズンは無難に過ぎたと思っており、株価の突然の乱高下が生じる原因が1つ解消されたことで、ここからは多少やりやすくなります。
さて、日経平均株価は6月につけた直近高値を明確に超えてきました。チャート上ではこれは明確な買いサインとなります。無論、週明け以降株価が下げに転じてしまえば、二番天井のような形になってしまいますが、週末の日経平均先物は28750円まで上昇していて、さらなる上値を目指す可能性も高いのではないかと個人的には思っています。
株価が直近高値を超えるということは、上昇トレンドにあることを示している重要なシグナルですから、私自身はこれを重視したいと思っています。ここからの下げを予想する投資家も多く、私自身もそのうち大きな下げに見舞われると思っていますが、今のところそうした弱気のスタンスをあざ笑うような上昇になっていますから、とりあえずは株価の上方向の動きについていこうと考えています。
ただ、確かに日経平均株価のチャート上は重要な買いシグナルなのですが、実際にはここから新規に買うのはタイミングとして遅いです。すでに現時点である程度の買いポジションを仕込み終わっていないといけないタイミングです。
もし現時点で上昇に乗れていないという場合は、今回の上昇はあきらめて、押し目を付けたところで買うか、もしくはリスク覚悟でここから飛び乗るかです。
そのためには、やはり25日移動平均線からのかい離が小さく、損切りとなった場合でも損失が小さく抑えられる銘柄を選ぶのが良いと思いますが、そうした銘柄はだいぶ少なくなっています。そこで、25日移動平均線の代わりに5日移動平均線を用いることで、ここからの上昇に飛び乗りやすくなります。もちろん、今からの買いはリスクが高いですから、下がったときは損切りをしっかりと実行し、塩漬け株を作らないようにしましょう。
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