天井の可能性も警戒ー2022年8月2日の日本株

8月2日の日本株

8月2日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比398円62銭安の27594円73銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄807に対し値下がり銘柄3067と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は48、年初来安値更新銘柄は14でした。

ADA指数は49.7%となり、前日の66.6%から大きく低下しました。保有株に大きく下落するものが目立ち、もともとポジションが膨らみすぎていたこともあり、移動平均線を割り込んだり、買値まで下がったものを売却しました。

天井の可能性も警戒して行動したい

個別銘柄をみると、伯東(7433)が高値更新となるなど、強い銘柄も意外と残っていて、下がったものの移動平均線より株価が上にある銘柄の方が多いです。したがって、全体的なトレンドが変わった、というまでには至っていません。

ただ、25日騰落レシオの動きをみると、7月26日に143.8%まで上昇したあと、8月2日は急落して119.1%まで下がっています。過去の騰落レシオの推移をみる限り、このような動きになるとほとんどのケースで騰落レシオがピークを付け、100%割れまで下がっていっていますから、株価が当面の天井をつけた可能性も警戒して行動した方が無難です。少なくとも、今から新規にガンガン買っていくようなタイミングではないと思っています。

無論、騰落レシオが低下しても、強い銘柄は強いケースが多いですから、無理に保有株を売却する必要はありませんが、騰落レシオの低下に伴い、上昇トレンドから下降トレンドに転落してしまう銘柄は次第に増えていくと思われますから、そうなった銘柄については速やかに売却し、今後の下落の可能性に備えるべきです。

米中の関係も一気に緊張化してきて、地政学リスクも生じてきましたし、ここからマーケットが大きく荒れてもおかしくありませんから、とにかく「下がったら売って守りを固める」ことだけは怠らないようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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