4月12日の日本株
4月12日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、その後も下げ幅を広げる展開でした。日経平均株価の終値は前日比486円54銭安の26334円98銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄879に対し値下がり銘柄3000と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は21、年初来安値更新銘柄は218でした。
ADA指数はマイナス2.5%となり、久しぶりにマイナス圏に突入しました。移動平均線割れとなった保有株の売却とともに、ここからのさらなる下落に備えて空売りを増やしました。今後の状況次第では空売りをもう少し増やすつもりです。
上がる銘柄を無理に探そうとしない
個別銘柄をみると、上昇トレンドの銘柄もまだありますが、総じて下降トレンドの銘柄が多くなっています。日経平均株価もTOPIXも25日移動平均線を明確に割り込み、マザーズ指数も風前の灯といった状況ですから、さらなる下落に警戒が必要です。
年初来安値更新銘柄が200を超えていますから、よほどピンポイントで上がる銘柄を当て、絶妙のタイミングで売却しない限り、物理的に買いで利益を上げることはできない状況です。
ネットやマネー雑誌などをみると、下げ相場でも上がる株、といった記事をよく見かけますが、個人的には下げ相場は物理的に買いで利益を上げられないのだから、「利益を上げる」ことよりも「大きな損失を避けて嵐が過ぎ去るのを待つ」方がはるかに重要だと思います。
株式投資は、株を持っているだけで利益が増える勝ちやすい時期と、株を持っていればいるほど損失が膨らむ負けやすい時期があります。そしてひとたび株価が天井をつけると、負けやすい時期が相当長く続きます。
この長くつらい時期を小さな損失で切り抜け、耐え忍んだ人だけに、その後の上昇相場で大きな利益が訪れます。
国内の景気も悪化しており、日経平均株価は30000円超えで当面の高値をつけた可能性が高いと思います。次のチャンスが到来するまで、資金を温存しておきたいと思います。無論、下げ相場でも上がる株はあるので、そうした株には乗っていくつもりです。
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