3月31日の日本株
年度末となる3月31日の日本株は、日経平均株価が前日比プラスの局面もあったものの終日弱含みとなり、前日比205円82銭安の27821円43銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅高でした。
値上がり銘柄1340に対し値下がり銘柄2572と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は1340、昨年来安値更新銘柄は2572でした。
ADA指数は61.8%となり、前日の60.9%から少し低下しました。銘柄入れ替えを多少行った程度です。空売りも少しあります。
弱い銘柄は早めに見切る
個別銘柄をみると、早速25日移動平均線を割り込んだり、割り込む寸前まで下落している銘柄が目立ってきました。例え日経平均株価が上昇トレンドであっても、個別銘柄ごとの株価の動きはまちまちで、強い銘柄と弱い銘柄があります。
強い銘柄は上昇時はより大きく上昇し、下落時は小さい下落で収まります。逆に弱い銘柄は上昇時はあまり上昇せず、下落時は大きく下落します。その結果、強い銘柄は右肩上がり、弱い銘柄は右肩下がりかせいぜい横ばいの動きとなります。
成長株、インフレ関連銘柄にかかわらず、株価が下落して25日移動平均線を割り込むものが出てきましたが、いわばこれらは「弱い銘柄」です。他の銘柄がまだ大して下がっていないのに、それらより大きく下げているということは、売り圧力が強いことを表しています。
なぜ売り圧力が強いかと言えば、最大の要因は業績悪化などを見越して大口の投資家が売っているからであり、我々個人投資家はこの流れに逆らっていてはいつまでたっても株式投資で成功しません。大口が売っているのに、零細個人投資家が買い向かって勝てるわけがないからです。したがって、下げている銘柄は少なくとも下げ止まって上昇に転じてから買うべきです。
全体で見ればまだまだ上昇トレンドの銘柄の方が多いですが、日経平均株価の動きに関係なく、上昇トレンドであれば保有継続、下降トレンドになれば一旦売却、というようにルールを決めて守っていれば、ここから大きな下落に転じたとしても生き残ることができます。
今後の株価見通しは専門家によりバラバラですし、いつ上がるのか、いつ下がるのかは誰にも分かりません。株価の動きに素直についていくことで、利益を得ることもできますし、損失を最小限に抑えることもできます。強い銘柄は保有、弱い銘柄は売却の方針で引き続き望みたいと思います。
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